
神戸新聞(2026年3月10日付)の「広域わがまち」面にて、はりよしを大きく取り上げていただきました。
「播州釣り針継承 創業80年、小野の『はりよし』 若手社長が奮闘」と題した記事で、播州釣針の伝統を受け継ぐはりよしの歩みと、代表・岸本敬太のものづくりへの想いが紹介されています。
神戸新聞 2026年3月10日付「広域わがまち」面
以下、記事の内容をご紹介します。
播州釣針の産地・小野市から
はりよしの所在地は、兵庫県小野市池田町。北播磨地域に位置するこの一帯は、国内有数の釣針産地として知られる「播州釣針」の地です。
記事ではまず、この播州釣針の産地背景と、はりよしが地域のものづくりの中でどのような役割を果たしてきたかが紹介されています。
創業80年──「よい鉤をよい人に」
はりよしの創業は1946年(昭和21年)4月。初代・岸本喜男が小野市池田町で立ち上げました。社名の「はりよし」は「よい鉤(はり)をよい人に」という宣伝文句に由来し、初代の「喜」の字の草書体がロゴマークとして今も使われています。
今年で創業80周年。海を愛する釣り人たちに、環境負荷の低い「よい針」を届けることをブランドの価値として掲げ続けてきました。
若手社長・岸本敬太の原点
現在はりよしを率いる代表取締役・岸本敬太は、横須賀市久里浜で育ちました。幼少期から海遊びが好きで、夏休みには小野に来て東条川で遊んだ経験が、自然と釣針づくりの世界への入り口になったといいます。
都会と自然、両方の環境で育った感性が、従来の釣針メーカーにはない視点でのものづくりやブランディングにつながっています。
2016年、祖父の代から受け継いだ工場を引き継ぎ、従業員5名とともに製造から販売までを手がける現体制をスタートさせました。
尖頭、メッキなど一貫製造にこだわる
記事で詳しく紹介されているのが、はりよしの一貫製造体制です。
釣針づくりには、線材の切断から成形、尖頭(針先を研ぐ工程)、焼き入れ、メッキまで多くの工程がありますが、はりよしではこれらを自社工場で一貫して行っています。
分業が一般的なこの業界において、一貫製造を貫くのは品質管理への強いこだわりがあるからこそ。
一つひとつの工程を自分たちの手で管理することで、細部まで妥協のない針づくりを実現しています。
独自技術「ウェーブライン」
はりよしの代名詞ともいえる独自技術「ウェーブライン」についても、記事内で触れていただきました。
針の軸に波状の凸凹加工を施すことで、水中で光を乱反射させるフラッシング効果を生み出し、集魚力の向上が期待できる技術です。
さらにこの凸凹がエサのズレを防ぐベイトキーパーとしても機能するため、「集魚」と「エサ保持」を一つの加工で両立。
釣り人に好評なトラフグ仕掛けをはじめ、はりよしの多くの商品にこの技術が活かされています。
魚さばき包丁「市蔵」──釣って食べるまでの提案
記事では、はりよしのもう一つの取り組みとして「市蔵」ブランドの包丁が紹介されています。
小野市を含む北播磨地域は、釣針だけでなく播州刃物の産地でもあります。この地域の刃物づくりの伝統を活かし、魚さばきに適した包丁を「市蔵」の名で展開しています。
「釣って楽しい」だけでなく、「さばいて、食べて、美味しい」まで──。
釣針メーカーが包丁まで手がけることで、釣りのライフスタイル全体を提案するユニークな取り組みとして注目されています。
記事にも登場しているWeb担当の金澤好晃は、播州金物の品質と伝統に惚れ込み、「市蔵」ブランドの刃物を国内外に広める活動に取り組んでいます。
市蔵の包丁・刃物については、以下の専用サイト・SNSでも情報を発信していますので、ぜひご覧ください。
掲載のお礼
このたびは神戸新聞・坂本記者に丁寧に取材いただき、はりよしの歩みと想いを広く伝えていただきました。心よりお礼申し上げます。
創業80周年を迎える今年、播州釣針の伝統を守りながら、釣り人の皆さまに喜んでいただける針づくりをこれからも続けてまいります。